Words/Brain Force Memoranger
用語解説


 ■トランジエント -Transient
  一過的・一時的に何らかの操作を施すことをさす。
  特定の遺伝子を操作する場合に、その遺伝子の発現・制御が一時的なものにとどまるものを
  トランジエントミュータントと呼ぶことがある。
  これに対して、永続的に遺伝子の発現・制御がコントロールされた変異動物を
  ステイブル(stable)ミュータントと呼ぶ。
  ※ゲーム中に敵として登場するミュータントのうち、特殊なものについて、
   「トランジエントタイプ」「ステイブルタイプ」などの表現が登場します。


 ■ミュータント -Mutant
  ミュータントとは、元々生物学で使われている用語。
  生物を構成するたんぱく質などの情報が刻まれた遺伝子に変化が生じた生物のこと。
  変異生物とも呼ぶ。
  ※「メモレンジャー」の世界では、世界各地でプレイヤーを襲撃する敵を総称してこう呼んでいます。

 ■神経可塑性 -Neural Plasticity
  脳を構成する基本単位であるニューロンは互いにシナプスと呼ばれる末端で
  神経伝達物質の交換などを通して活動情報を伝達する。
  このニューロン間の情報伝達の強弱によって、シナプス間の情報伝達効率が
  変化する事実が知られている。この性質を神経可塑性と呼ぶ。
  生物が新たな情報を記憶したり、新たに学習した運動を実行できるようになったりする背景には、
  この神経可塑性が重要な役割を演じていると考えられている。
  ※「メモレンジャー」たちは、戦闘中に得たPlasticity Point(可塑ポイント)を使うことで、
   攻撃力などのパラメータを変化させ、強くしていくことができます。


 ■同期発火 -Synfire Chain
  脳内において情報は、細胞内外でのイオンの流入によって生じる電位差を利用して伝達される。
  この神経細胞(ニューロン)の活動を発火(バースト)と呼ぶ。
  Synfire Chainとは、複数のニューロンの発火が同期して生じる現象を指す。
  こうして生じた同期的発火が、更に複数のニューロン間を連鎖的に伝わることにより、
  「まとまった」情報を伝達すると考えられている。
  脳は特定の機能に対して特に選択的に活動する領域があることが知られており、
  この「機能による特定領域の活動」にSynfire Chainが関与している可能性がある。
  また、複数の脳の活動領域が、お互いに情報連絡をしあう手段とも考えられている。
  ※「メモレンジャー」のゲーム中では、複数のキャラクター間で脳力の同期が生じること、
   それによって強力な複合攻撃を発動させることができるシステムとして登場します。


 ■脳 -Brain
  動物の神経のうち、終端部に存在する神経細胞の集合体。
  一般に脳と言う場合、大脳部分を指すことが多いが、広義には小脳や脳幹なども含める。
  ニューロンと呼ばれる神経細胞が一種のネットワークを作っており、
  生体としての機能維持・活動を行う重要な器官。
  特に大脳部分では、記憶や感情、意思決定などの高次機能を司っており、
  「人間としての活動」に深く関与している。
  しかしながら未だ詳しくわかっていないことも多く、現在も数多くの研究がなされている。
  ※「メモレンジャー」において、重要なキーワードの一つ。
   脳に秘められた未知の力、「脳力」を駆使して戦う、
   と言う設定になっています。


 ■閃き・洞察 -Brain Storm
  人間に限らず、ある程度の高次脳機能(知能)を持つ動物は、遭遇した問題に対して、
  過去の経験などから突然解決策を導き出すことがある。
  人間の場合は「閃き」などとも呼ばれるが、例えばチンパンジーなどでも
  同様の問題解決方法を取ることが確認されている。
  Brain Storm, Brain Stormingという呼称は一般的な用語で、認知心理学などの研究者の間では
  「洞察(insight)」と呼ぶ場合が多い。
  ※「メモレンジャー」たちは戦闘中に「閃く」ことで、新たな固有スキルを習得していきます。
   そのシステムをゲーム中ではBrain Stormと呼んでいます。



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